七転び八起き一泊旅行！ミラクル！

小学校時代からの友人6人で、一泊旅行に行ってきました！
それがまあミラクル旅行になりまして。

…実名だしちゃっていいかなー。行ったのは山梨にあるネオオリエンタル○ゾートとかいうとこ。
いわゆるコテージが集まっているプチリゾート施設。
個人所有の別荘コテージ＋企業とかが保養所用に借り上げててるもの、個人客向けのもあったりするようなやつね。

友人2人が車出してくれて、昼ごろ出発。
買い出しして、高速乗って、着いてみると、なんか名前がちょっと違っててあれ？
なんだっけなぁ…なんとかの園みたいな名前が付いてて「ここでいいんだよね？」と思いながら車を転がす。
フロントのある建物の前にはチェックイン渋滞が出来ていて、いまいち慣れてないのか手際悪し。
「あの人たち意味ないよねえ」とかつっこみながら、幹事の子がチェックインしてくれるのを車で待つ。
ところが30分くらいその子が出てこない。ようやく出てきたら、なんか複雑な顔してる。
ウチらは夕食つきのプランにしていて、種類が選べたので「すき焼きのケータリング」をお願いしていたのです。
が、フロントにて
「今日はみなさん夕食はバーベキューにして頂きます！」
と言われたそうな…。
友人曰く、お年寄り連れの人が、「年寄りにバーベキューなんて食べられないだろう！」と切れてたらしいけど、とにかく「バーベキューですから！」の一点張りらしい。

「でもみんなで庭でバーベキューとかもいいよね！」（盛り上げようとする友人）
「…いや、施設内の居酒屋（それも『北の家○』）に行くみたいなんだよね…」
「…で、でもそこでみんなで焼けるんでしょ？楽しそうだよ！」（頑張って盛り上げようとする友人）
「…なんかすでに焼いた何かが出てくるらしいんだよね…」
「な、何か…？」

何を食べさせられるんだろう…と震えながらとりあえず怒号と罵声が渦巻くフロントを後に。
ちなみに私達は以後、このフロント棟を「巣窟」と呼ぶことにしました。

どうしたものかと言ってるうちに夕方に。その居酒屋に電話してくれというので電話。
何時頃行けば…？と聞くと折り返し電話しますとのことなのでしばし待つ。
30分経過。コールバックがくる気配もなく、ある意味予想の範囲内だったので、もうどっか他行くかぐらいの話し合いをしているとインターホンが。
「ルームサービスです」

…へ？
いや頼んでないですけど？
と思いながら応対に出てみると、居たのはケータリング業者のおじさん。
そして当初頼んでいたすき焼きの食材一式が。
なんだか訳が分からず、業者にこれこれこういう理由でバーべキューにしろと言われたんですけど、と言うと
「他のお客さんにも同じこと言われたんですよねぇ」とのこと。
どうやら、二日前に経営母体が変わったらしく、それまで外部のケータリング業者を入れていたけど、施設内のレストランを利用させたい目論みから、そういうサービスを止めたばかりらしい。
でもそれ以前に予約していて、その事情が伝えられなかったお客には、とりあえずケータリングを生かしていたようなのね。
そんな諸々がまっったく、現場に伝わってないみたいなんだわ。

なんだか狐につままれたような気分のまま、すき焼き。
美味しかったです。豪華だったし。卵がひとり3個もあって困ったけど。

あ、結局居酒屋からのコールバックがありませんでした。
ケータリング業者と居酒屋が連絡取ってて、とかじゃないことは確か…。
業者さんはまったくもってウチら同様被害者だったし。フロントも知らなかったしね…。

朝ごはんはその「巣窟」内レストランでのバイキングだったんですけど、そのときとなりにいた家族同士の会話。
「昨日どうしました？」
「いやーその居酒屋行ったんですけど、何も素材がないし、飲み物もないし、大変でしたよ」
「そうなんですよねー！うちも遅く行ったら何にもなくて…」
とここで小さな男の子が
「パパ！ここのご飯、昨日の夜ご飯より美味しいね！」

…不憫でなりません。
みなさん、諦観の表情で朝ごはん食べていましたよ…。
他にもいろいろあったんですが、後は明日に。いやああの宿、ミラクルだわ。